ふぃーたっくす

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法人と数学

事務所にもよるかもしれないが、会計事務所のお客様は大体が法人だ。

 

法人、という言葉はもちろん聞いたことがあったけれど、何なのかと言われると何とも答えられない状態だった。会社かなーという感じ。今も正直、まだ自分の中に落とし込めていない。

 

法学の入門書を何冊か読んで、そこには、法人とは、「法律で人とされるもの」なのだと書いてあった。よく見ればそうだけど、なんだそりゃ、と思った。じゃあ法律で人とは何なのか、ということになるけれど、そこまではまだ私自身踏み込めていない。とにかく私たち、いわゆる人(自然人、というらしい)に対して、法律的に人格を与えられたもの、それが法人。

 

これって数学と似ているような気がした。

 

私は数学は専門外なので、法学と同じくふわっとしかわからないのだけど、そのふわっとした中では似ていると思う。

 

例えば数学で、3次元までなら我々はよくわかって、図に書くことができるけど、4次元になったら、それはもはや座標の中の数字(あるいは、数字ですらなく記号?)で理解するしかない。

 

大学でやるような抽象的な数学は、図や絵で理解するには次元を落としたりある特殊なときを考えたりして、そのときの図や絵しか描けないことが多い。それ以外は「〜〜という演算(とか規則とか)を満たす集合」みたいな感じ。

 

わかるようなわからないような、なんじゃそりゃって感じ。法人と似ていると思う。

 

そんなことを考えているとたのしい。